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ベルチャカルテット Quartetto Belcea

7日土曜日、8日日曜日と二夜続けてベルチャカルテットを聴くことができました。

土曜日はモーツァルトKV465 不協和音、ウェーベルンOp.5 弦楽四重奏のための5つの断章、そしてティル・フェルナーとのブラームスのピアノ五重奏op.34。とにかく私的に感動したのはブラームスのピアノ五重奏です。昨今のやや甘い目のブラ-ムスと全く正反対なとても厳しい、心地よい緊張感に満ちた、手のひらに爪の食いこむような演奏でした。ぜルキンとブダペスト弦楽四重奏団のような演奏。緻密で全ての休符までが考え尽くされているような。

二日目はハイドンOp.77-1,バルトークのOp.7, そしてベートーヴェンのOp.131。

洗練の極地ですね。バルトークもベートーヴェンも超有名な難曲中の難局。そのままライヴ録音として記録に残して頂きたい演奏でしたよ。こういう演奏に出会うと、日常のちっぽけな悩みがますます小さく感じられてしまいますね。注目すべき若手カルテットの中のひとつですね。聞く度毎に良くなっているように思います。

チェロの鳴り方半端ないですね。その分、サイズが少し小さいせいなのかヴィオラが少し物足りなく聞こえるのが残念ですね。(M)

ベートーヴェンのOp.132 Molto Adagio

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